駄話・23年05月分

23`05/03(水) -21:25-

先日、
PSウェルトオブ・イストリアをクリアしました。

マス目を移動して行う戦闘シーン

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簡単な内容説明

当時としては珍しい、キャラメイクやマルチシナリオ、マルチエンディングなどで高い自由度を誇るファンタジーRPG。
冒険者を夢見て都会へやって来た主人公が、戦士や盗賊、魔法使いになって、仲間とともに様々な冒険に挑みます。
メインシナリオ、サブシナリオ合わせて100を超える物語が、プレイヤーを待っています。
一介の冒険者となるのか、はたまた世界を救う英雄となるのか、それはプレイヤーである貴方次第。

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と言う事で、今回はPS当時としては珍しい、自由度の高さが売りのRPGです。
規模や細部は違いますが、今で言う
オープンワールド系RPGのようなゲームです。
もちろん、多くは無いけど、当時も似たようなゲームは色々ありましたが、まだまだ一本道
RPGが主流の時代。
ともすれば、物語性が乏しいとして、つまらないと思われてしまいます。
実際、サブシナリオ1つ1つは、そう大して面白い訳ではありませんし(^^;
ですが、それを積み上げ自分だけの物語を紡ぐのは、やはり楽しいものです。
特に、
テーブルトークRPG経験者にとっては、この手のゲームは性に合います。

さて、詳しい内容ですが、マルチシナリオ、マルチエンディングの
ファンタジーRPGで、戦闘は敵と遭遇した地点でシームレスに行われる、正にオープンワールド系の先駆けのようなシステム。
シナリオは、冒険者ギルドから請け負うのが基本だけど、個人から依頼される事もあります。
今の
オープンワールド系と違うのは、複数のシナリオを同時進行出来無い点。
シナリオ進行中は、他のシナリオの情報は得られず、請け負う事も出来無くなる。

ギルドに所属する事でクラスが変わり、冒険者ギルドは他との兼業が可能。
他に、盗賊、魔法使い、至高の僧侶、暁の僧侶、夕闇の僧侶と、宗派違いの僧侶が3つ。
大雑把に言うと、至高が正義、暁が戦闘、夕闇が知識の神様です。
武器の種類ごと、魔法の種類ごとに技能があり、さらに盗賊技能もある。
魔法には、一般人でも覚えられるものと、そのギルドに所属するのが必要な上級技能とがある。
装備は、武器が剣、刀、打突、打撃、短剣、斧、槍、弓とあり、防具が頭、体、右腕、左腕、脚、足、盾とある。
レベルがバンバン上がって、比較的難易度は低め。
ただ、攻撃優位のバランスなので、不意打ちを喰らうと場合によっては殺される。
ちなみに、死んだ仲間は死んだまま。

仲間になるキャラは6人いるが、一度に連れ歩けるのは2人まで。
仲間は、勝手に行動します。
装備やアイテムも、渡そうとすると断られるので、装備の強化や回復アイテムの所持などは、こちらで弄れません。
ただ、攻撃技能や魔法をバンバン使って、減った筋力(武器技能を使うと減る)や精神力(魔法を使うと減る)は戦闘後アイテムで勝手に回復してくれるので、かなり戦力になります。
それに、自身が盗賊にならなくても、
イライナと言う盗賊を仲間にしておけば、鍵の掛かった宝箱も開けてくれますから、盗賊技能の習得も必須ではありません。
仲間って素晴らしい


実際遊んでみると、さすがに今の
オープンワールド系ほど自由度は高く無いし、戦闘も成長もシンプルで、世界も狭いです。
それでも、とても面白い(^∀^)
オープンワールド系が当たり前になった今だから色々物足り無く感じますが、当時としては良く出来ています。
システムもシナリオも簡素で世界も狭いから時間が掛からず、1周クリアにセーブデータで20時間掛かりません。
だからこそ、繰り返しプレイがやりやすく、結果何周も色々なパターンで遊べる。
容量やスペックがあればもっと色々仕込めるけど、多分このバランスは崩れてしまうから、このゲームはこれで良いんだと思う。

私は、1キャラ目が盗賊で、盗賊ギルドのマスターになって終了。
まだまだ続くのかと思っていたので、あっさり終わってちょっと拍子抜け。
しかし、この1周目が、実は1番良かったかも知れない(^^;

2キャラ目は魔法使いで、魔王を倒して新たなる伝承の英雄となって終了。
魔法は射程も長く効果範囲も広く威力も高い上多段ヒットするものもあり、かなり強かったです。
多分、トゥルーエンド相当であろう魔王を倒すエンディングだし、この時には凄ぇ充実感ありました。
えぇ、この時には(^Д^;

そして、盗賊、魔法使いと来たので、戦士系で最後は締め括ろうと、魔法では無く物理攻撃主体の至高の僧侶で3キャラ目。
完全な戦士にしたくても、戦士ギルドってものが無いんですよね。
他のギルドに登録せず、冒険者ギルドのみの登録では、ちょっと勿体無いかな、と思ったので、正義の戦士って事で至高の僧侶。
ただ、上級クラスの内、紫光の司祭では無く紫光の騎士の方になりたかったので、司祭昇進は蹴りました。
それがいけなかったのか、至高の僧侶エンドにはならず、再び魔王シナリオに突入(-ω-)
魔王シナリオは、特定シナリオを始めちゃうと、強制で進んじゃうんですよ。

で、本当は3キャラで終わりにしようと思ったのに、再び英雄エンドになってしまったのが悔しくて、4キャラ目に突入。
今度は完全な戦士で、冒険者ギルドのみ。
どのシナリオを進めると強制魔王シナリオになるのかは特定したので、それを避けて遊んだんですが……世界中回っても、もう他のシナリオ発生しなくなったorz
悪足掻きとして、後から戦士の信奉者も多い暁の僧侶にもなってみましたが、暁シナリオは一応発生するも、暁エンドまでは進行せず。
結果、三度の英雄エンド……駄目だこりゃ(^Д^;

一応、強制魔王シナリオの起点は確認したし、そのシナリオには前段があるのでもしかしたらその前段のシナリオも無視しなければいけなかったのかも知れませんが、とにかく他のルート分岐が判りづら過ぎっスわ。
最初に盗賊ギルドマスターになれていたのが、結果的に救いでしたわ。
11パターンくらいエンディングはあるようなのに、結局4回で2つにしか行き付けず。
ここは、もう少し判りやすくして欲しかったですね。
PSなんで、作れるセーブデータの数も少なくて、全部で5つの内1つはクリアデータ用に使ったんで、4キャラ分でもうセーブデータいっぱい。
本当は少し、強制シナリオの前段を回避して他のエンディングに行けるか試したかったけど、3キャラ目で止めるつもりだったし5キャラ目以降は他のキャラデータ潰さないといけないので、4周で終了しました。
繰り返し遊ぶほど充分面白かったけど、折角のマルチエンディングを堪能出来無かったのは残念至極でした。

と言う訳で、自由度の高い
ファンタジーRPGとして、充分面白かったです。
個人的に攻略情報は見ないタイプなんで同じエンディングばかり喰らいましたが、攻略情報見るタイプの人なら、マルチエンディングを含めて楽しめるんじゃないでしょうか。
古いゲームだから、クリアまでの時間短めでシステムやシナリオは淡白ですが、それにより繰り返し遊びやすくてむしろこのゲームにとっては良い点だとすら思います。
壮大な物語の大作ゲームとは違う魅力が詰まっていますので、興味をお持ちになられたなら是非一度遊んでみて下さい。
おすすめですヽ(^∀^)ノ

(ブログの方に頂いたコメント())


個人的評価
★★★★☆(4/5)


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