24`03/14(木) -19:33-
先日、DVDを購入して「ミステリと言う勿れ」の劇場版を観ました。
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簡単な内容説明 |
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漫画原作のドラマ版が、好評を博して作られた劇場版。
もじゃもじゃ頭の大学生久能整が、その類稀なる知識と洞察力で事件を解決する推理もの。
主演の菅田将暉を始めとした出演陣の演技が素晴らしく、魅力的なキャラクターが物語を彩ります。
今回、劇場版なので、特にキャストが豪華です。 |
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と言う事で、今回はTVシリーズが面白かったドラマ版「ミステリと言う勿れ」の劇場版です。
原作は未読で、あくまでドラマとしてお気に入り。
ネットでは、説教臭くてうざい主人公のキャラクターがネタにされる事もありますが、原作漫画の久能整の画像を見た限り、私もそう思います(^^;
もじゃもじゃ頭とは言え、漫画だとはっきり言ってイケメンなんですよ。
だから、上から偉そうに細か過ぎる説教臭い物言いをするのが鼻に付く訳ですが、ここで素晴らしいのが菅田将暉。
彼も充分イケメン枠の俳優ですけど、違うんですよね。
ちゃんと、三枚目がやれる人です。
彼の素っ惚けた久能整は、愛嬌があります。
言っている事はうざいけど、キャラには合っていると思えるんです。
だから、私は原作漫画を読みたいとは思わないけど、ドラマ版は大好き。
菅田将暉の久能整は大好きです(^∀^)
こう言うところが、漫画では無くドラマ、映画として実際に役者が演じるところの良いところ、且つ場合によっては悪いところ。
現実に即していないような設定、世界観の漫画を無理矢理原作準拠で実写化しようとすると、単なるコスプレでクソみたいになる事があります。
役者が演じる時点で別物なので、原作に寄せるより実写としてより良くする事が肝要なんですが、世の中には原作厨もいるし、そう言う価値観もあります。
その所為で失敗している作品も、少なく無いと思うんですけどね、個人的には。
さて、この劇場版ですが、面白かった事は前提として、それでもTVシリーズやTVSPほどではありませんでした。
まず、永山瑛太演じる犬童我路の出番がほとんど無く、TVSPで登場した志尊淳演じる相良レンは未登場、しかしそれに代わるほど個性的で魅力的なキャラが登場しない為、物足り無さを感じました。
このドラマは、やはり出演陣の演技、そしてそれが作り出すキャラクター性が魅力的な作品です。
劇場版なので予算が多い分、キャスティングされた俳優たちは豪華になっているんですが、キャラクターとしては至って普通の面々に過ぎず。
レギュラーである伊藤沙莉演じる風呂光、尾上松也の池本、筒井道隆の青砥たち警察組や我路などと比べると、可も無く不可も無く……。
まぁ、本来だったら名前も顔も知らないような役者が演じるちょい役まで有名俳優が演じているから、劇場版らしさは感じられますけど(^^;
アクションやふんだんに使われるCG、なんて要素の無い作品だから、他に予算掛けるところが無かったんですかね。
正直、これTVSPで充分やろ、って思いましたが、劇場版として公開する事自体宣伝ですから、まぁ。
内容の方も、TVシリーズ本編の事件やTVSPのエピソードほど面白くはありませんでした。
特に、登場シーンで「あ、こいつ怪しいな。」と思ったキャラがそのまま犯人だったんで、推理ものとしても捻りが無く(^Д^;
面白い事は前提ですが、TV本編>TVSP>劇場版でしたね。
TV本編の方で、我路との再会はまだ先、みたいな振りはあったので、是非続きは作って頂きたいです。
TVシリーズとしてシーズン2が作られるのが望ましいですが、最悪年に1、2回のTVSPと言う構成でも良いから、続きが観たいですね。
別に、物語として続きが知りたいって訳じゃ無いから、原作を読もうとは思いません。
菅田将暉の整が、瑛太の我路が、もっともっと観たいです。
と言う訳で、もちろんこの劇場版も充分面白かったんですが、まだ未見で興味を持たれた方には、是非TV本編からお楽しみ頂きたいです。
ネットでネタになるくらいうさいですが、菅田将暉の整は愛嬌があって、そんなに観ていてイラッと来ないと思いますよ(^∀^;
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